いつものように何気なくTwitterを見ていたら怒りがこみ上げる投稿を見てしまった。
わずか10ヶ月のわんこが散歩から戻ると泡をふき痙攣を起こし亡くなった。原因は毒餌。同じくわんこを飼っている身として怒りしかない。
事件の内容
そのTwitterの投稿がこちら
愛犬マルが昨日亡くなりました。まだ10ヶ月、散歩から戻ってすぐ泡を吹き痙攣を起こし病院での嘔吐物と一致したラップに巻かれ農薬の様な青いもののついた魚が家の横の小道に置かれていました。悲しみと辛さ以上に怒りがおさまりません。動物達は何も悪くない#東金市#犬#動物愛護法 #命#拡散希望 pic.twitter.com/6mBoCaA7om
— maimai (@maiko_WAZACREW) January 31, 2020
画像を見ると青いものが毒薬と思われるが、おそらくこれはランネートと呼ばれる農薬だと思われる。
ランネートとは商品名でその成分は『メソミル』、大型の害虫に対して水和材として使用される殺虫剤である。
その毒性は高く、劇物に指定されている。
メソミルという成分はWikipediaによると犬の場合体重1kgあたりの致死量は20mgとなっていた。
被害に遭ったわんこの体重はわからないが、我が家のわんこだったら体重は4kgなのでわずか0.8gが致死量となる。ものすごく危険な成分だ。
このメソミル入りの毒餌による殺傷事件は他にも発生しており、過去には和歌山県でメソミルが入れられたソーセージを食べた犬が死亡したという報道がされている⇨路上のウインナーソーセージから毒物検出、食べた犬死亡 和歌山市
これはれっきとした犯罪
まずこれは法的にも犯罪である。
動物愛護法44条にはこう記されている。
第四十四条 愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、二年以下の懲役又は二百万円以下の罰金に処する。
特に田舎ではいまだに毒餌を撒く人がいるが、これは法的にも完全に犯罪行為である事を知って欲しい。
この事件から思う事
私も良く畑の近くを散歩する事がある。拾い食いはしないようしつけが出来ていると思うが、絶対という事はないし、暗い夜道などは拾い食いに気づきにくい。飼い主さん達はこういう危険があるという事を認識して欲しい。
また今回の事件は一般の人では入手しにくい劇薬の農薬を使用している事から犯人は農業関係者と予想できるが、農業関係者と糞尿トラブルは多い。
悲しい話だがマナーがなっていない飼い主は多く、放置されている排泄物を見かける事も多い。
だからと言って犯罪行為が許されるわけでは決してないが、わんこを飼っている飼い主さんは余計なトラブルを発生させないよう、マナーを守って欲しい。
注意喚起としてこの記事を書かして頂きました。
マルちゃんのご冥福をお祈りします。