今回の記事は多くの飼い主さんに知っておいて欲しい内容となります。
今日我が家の愛犬、ウィペットのごまちゃんが苦しそうな声を出して、変な動きをしている。最初はパテラを疑ったのだが、どうも違う気もする。(ちなみにごまちゃんはパテラグレード1)
心配になって動物病院に行って、変な動きの動画を見せると、『軽い胃捻転』という診断結果!そしてその胃捻転ですが、高い位置にのフードボウルは胃捻転や胃拡張になるリスクが高くなるとの事。
いや、これ勘違いしていました・・・高い位置の方が食べやすいと思い、良かれと思ってやっていたのがダメな行為だったとは・・・
今日の獣医さんとの会話を詳しく説明していきますね。
獣医師による高い位置のフードボウルが危険だという理由
今日の獣医さんとの会話はInstagramに動画としてまとめました。ごまちゃんの変な動きも撮影しているので、ぜひ見て下さい。
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文章にてまとめると・・・
獣医師曰く、高い位置にあるフードボウルは確かに食べやすくはなるが、食べるスピードも早くなるので一気にご飯が胃の中に入ってしまう。これによって胃捻転・胃拡張となるリスクが高まる。特にウィペットやイタグレは胸がボコっと出ている構造をしており、ご飯が胃の中から腸の方へ移動するのにも負担が掛かっている。
胃捻転・胃拡張は最悪の場合、命に関わるので気をつけないといけない。
胃拡張・胃捻転を予防するにはゆっくりご飯を食べさせる事が大事。フードボウルは絶対に下にある方が良い!!
こんな感じですね。
どこかでフードボウルを高い位置にすれば首への負担が軽減される、みたいな情報を見て、フードボウルは高い位置にした方が良い、って思い込んでいたんですよね・・・
ちなみに我が家ではこんな感じでいつもフードボウルの位置を高くしていました。
まさかそれが良くなかったとは・・・
早食いは良くない。これは皆さんご存知だと思いますが、確かに高い位置にすると食べるスピードは早くなる。でも早食いで咳き込んでいる訳でもないし、こっちの方が良いかな・・・って思っていたのですが、ダメだったようです。
家に帰ってネットでも『胃捻転・胃拡張』を調べてみると『高い台で食事させる』事が原因となる、って獣医の書いている犬の病気解説記事にも書いていありました。どうも最近の研究では高い台での食事はリスクが高まる、言われているようです。
ちなみに『胃拡張・胃捻転』とは字の如くですが、胃が捻れてしまう状態。胃が捻れる事によってガスが大量に発生。それにより他の臓器や血管も胃と一緒に捻れてしまって血液が循環しなくなる。治療が遅れた場合は致死率が非常に高い恐ろしい病気。
なんかおかしいと思ったらすぐ動物病院に直行して下さい!!
胃捻転・胃拡張の主な症状
- 吐きそうな様子を見せるが吐かない(胃が捻れているので吐けない)
- お腹が膨らんでくる
- ふらつく
- 呼吸が荒くなる
- よだれを出す
- お腹を触ると痛がる
胃拡張・胃捻転は大型犬に多いとされていますが、どの犬種でもなる可能性はあり、ダックスフンドも発症数が多いようです。
獣医師に聞いたフードボウルの位置以外の胃捻転・胃拡張の予防法
胃捻転・胃拡張の予防方法もしっかり聞いてきました!
まずやはり早食いが原因になるのは間違いようで、早食い防止のフードボウル売っているじゃないですか?中身がボコボコしているやつ。こういうの↓↓
これは良いらしいですね!余談ですが、早速動物病院の帰りにペットショップに寄って買って帰ろうと思ったのですが、売ってなくてごまちゃんの玩具買う事ハメになりました(笑)ネットでポチっときます。
あとはご飯をあげた後に散歩させない(食事の後に運動は良くない) 。1日の食事は最低でも2回に分ける(1回だと一気に食べちゃうから)。そして最も大事なのは食後は様子をしっかり見る事。最悪発症したとしてもすぐに治療すれば最悪の自体は免れる。
こんな感じですね!!
怖い病気なのでこういう病気がある、そして対策方法は飼い主さん皆が知っておいた方が良いかと思いますよ!
今回のフードボウル高い位置は良くない問題についての感想
いや、今回のごまちゃん変な動きする事件はほんと焦りました。大事にならなくてほんと良かった・・・
そして思った事は何だかんだで犬3頭飼っており、普通に飼う分にはそれなりの知識はある、って思っていましたが案外知らない事もある。フードボウルの位置について完全に間違った認識でした。
ネットの個人ブログをいくつか見ると、高い位置を推奨している内容も多い。これは私自身もこのようにブログ書いていますので間違った情報を発信しないよう気を付けないとな・・・と感じました。
余談ですが、ブログの世界って『YMYLは個人が手を出しちゃダメ』と言われております。YMYLとは『Your Money or Your Life』の略で、人の幸福や健康に大きな影響を与えるジャンルです。医療を例にすると、個人ブロガーが訳のわからない病気の治療法など発信するとネット記事の信頼性がめちゃくちゃになるじゃないですか?
なのでYMYLのジャンルについてはGoogleが厳格に評価しており、個人ブログがYMYLジャンルの記事を書いても上位に表示されないようになっています。ブログって多くの人に見られてナンボ、みたいなとこあるので、だったら最初から個人がYMYLに手を出すな!って事ですね。
ですが人と違って犬に関してはやはり甘いんですよね。
私は仕事の経験から動物の栄養学については多少、、、というか元本職だったのでかなりの知識あります。ドックフードなんかネット上には間違った知識乱立していますからね(笑)
さて、今回はここまで。今回の記事内容は愛犬の命に関わる話なので多くの飼い主さんに伝わる事を祈っています。