ペットは家族の一員という考え方も広がり、外出や旅行では一緒にお出かけするのが一般的になってきました。
しかし予定外の仕事や出張、病気・怪我で世話が出来ない、などペットの世話が急に出来なくなり困る、そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。そこで頼りになるのがペットシッターです。ペットを預けるとなるとペットホテルが一般的ではありますが、ペットシッターの一番の利点は生活環境は変わらずペットの世話をしてくれる事。
ペットの性格にもよりますが生活環境が急に変わると体調を崩してしまう場合があります。そもそもできれば一番安心できる自宅で過ごさせてあげたいというのが飼い主さんの本音だと思います。
そこで今回はペットシッターとはどういう仕事なのか、どういうメリットがあるのか、オススメのペットシッターサービスなどを紹介していきたいと思います。
目次
ペットシッターとはどういうものか
ペットシッターは、自宅を訪問して依頼者である飼い主の代わりにペットのご飯やトイレ、散歩といったお世話を行います。一般的なサービス内容は犬の場合『散歩』『トイレ掃除』『食事』『おもちゃなどで遊ぶスキンシップ』が基本となり、サービスによってはこれに加えて『爪切りやブラッシングなどのグルーミング』『家事代行』『植物への水やり』なども行う場合もあります。
ペットシッターの仕事内容
犬の場合一般的には
・散歩
・トイレ掃除
・食事
・おもちゃなどで遊ぶスキンシップ
よくペットホテルとペットシッターが比較されますが、ペットホテルは泊まりで預けるのに対して、ペットシッターは泊まりで世話をしてもらうのではなく、必要な時間に必要な分だけ世話してもらう。そんなイメージです。
例えば1泊2日の旅行をするとします。ペットホテルの場合はAM10:00に預けて翌日18:00に迎えに行った。その場合32時間なので1.5日〜2日分の料金を支払います。
一方でペットシッターの場合、同じように36時間家を留守にしているとすると必要な時間だけ、例えば基本コースが60分だとすると2回ペットシッターを利用、60分×2の料金を支払う。そんなイメージになります。
ペットシッターは資格が必要か??
もしかしたらこの記事を読んでいる方の中にはペットシッターとして働きたいと考えている方もいるかも知れません。
結論から言うとペットシッターは特に資格は必要なく無資格でも問題ありません。
ただし将来的に開業を視野に入れている場合は動物関連の民間資格を取得しておくと良いでしょう。ペットシッターとして開業する場合は動物取扱責任者となり、動物取扱業の登録申請を自治体に行う必要があります。
この動物取扱責任者になるためには簡単に言うと『実務経験+動物関連の資格』が必要となり動物関連の資格を取得しておく感じですね。該当する民間資格はいくつかありますが、受講料などから割安なのが愛玩動物飼育管理士です。この資格は多くの自治体から動物取扱責任者になるための資格として認められています。
ペットシッターの料金相場は??
ペットシッターの料金目安はいくらか、ってのは非常に難しく地域・サービス内容によって異なるので一概には言えませんが犬の場合3,500〜5,000円/60分が相場となります。
あと注意しておく点は多くのペットシッターサービスは初回登録料や初回カウンセリング料などが必要となるので、初めて利用する場合は高くなる傾向があります。
また交通費が含まれている場合もありますが、実費負担の場合も多く、料金を安くしたいならご自宅の近くでサービス展開しているペットシッターを探しておくと良いでしょう。
ポイント
犬の場合
3,500円〜5,000円/60分
ペットシッターを利用するメリット
ではペットシッターを利用するメリットについて冒頭でも少し触れましたがより詳しく解説していきます。
ペットホテルと違ってペットの送迎が不要
ペットホテルは基本的にペットを預けに行かなければなりませんが、ペットシッターだとそれが不要です。もちろんペットホテルにも送迎サービスがある場合もありますが、送迎代が発生したり時間が合わなかったりと不便なことも多いです。
旅行の際や車がない場合だと特に直接家に来てくれるペットシッターはありがたいですよね。
自宅なのでペットのストレスが少ない
ペットホテルなどに預けると環境の変化によって体調を崩す場合があります。ペットシッターなら当たり前ですが自宅なのでストレスが少なくなります。
あと特にシニア犬や何かしらの障がいを持っているペットだとペットシッターの方が安心と言えます。
細かい要望も聞いてくれる
ペットシッターを利用する場合は事前にカウンセリングなどを行うことが多く、細かな要望にも対応してくれます。
例えばちょっとした家事、熱帯魚への餌やり、愛犬・猫のフードについて(トッピングなど)、犬の散歩の際に運動不足解消のため走らせるなど。サービス内容な豊富なペットシッターなら水回りの掃除や掃除機掛けをしてくれるものもあります。
他のペットとの接触がない
ペットホテルなどではもちろん他のペットも同じ空間にいます。犬だったら他の犬に吠えるなどトラブルが発生するケースもあります。また滅多にある事ではありませんが、他のペットから病気を移されるというリスクもあります。
ペットシッターであれば他のペットと接触する事は基本的にありませんのでこのようなリスクを回避できます。
多頭飼いだとペットホテルよりも料金が抑えられる場合がある
ペットホテルは〜円/頭に対して、ペットシッターは〜円/分です。頭数が増えると追加料金が発生する場合ももちろんありますが、時間制なので多頭飼いの場合だとトータル金額ならペットホテルよりペットシッターの方が安くなるケースがあります。
ペットシッターを利用するデメリット
メリットの多いペットシッターですがもちろんデメリットもあります。
他人に鍵を預けるのは防犯上怖い
おそらく徐々に増えてきているとはいえ日本でペットシッターがあまり普及しないのは防犯上の理由ではないでしょうか。
やはり自宅の鍵を他人に預けるのは抵抗がある人の方が多いかと思います。
ただこれは同時にメリットもあり、ずっと留守にするよりは人が出入りする方が防犯上良い場合も。信頼できるペットシッターを見つけておきたいですね。
ペットホテルに比べてペットが1人になる時間が多い
ペットシッターはペットホテルとは異なり必要な時間だけお世話を頼む、そんなイメージです。
60分だけペットシッターを利用、その60分の間に食事やトイレ、散歩などを頼む。60分経過してペットシッターの方が帰ってしまえばあとはペットだけとなります。
一方でペットホテルの場合、ペットサロンや動物病院は24時間誰かしらいる場合が多く、予期せぬトラブル(災害・急病など)が発生した時に対応してくれます。
オススメできるペットシッターの紹介
先ほどペットシッターのデメリットが『防犯が心配』『ペットが1人になる時間が多い』と言いましたが、それを解消できるペットシッターサービスがあります。
それはオリーブシッターというペットシッターです。テレビにも出演してるので名前を聞いた方も多いかも知れません。
オリーブシッターはワンランク上のおもてなしを掲げており、スタッフは全て直雇用。しかも採用率はなんと5%以下。100%有資格の女性スタッフで構成されています。
サービス内容も幅広く、多頭飼いでも安心な2名体制のシッティングプラン、24時間でも対応してくれるロングシッティングプラン、変わったものでは結婚式のリングドック演出などをサポートする結婚式プランなどもあります。
防犯についてもスタッフが全員機密保持契約を結んでおり、個人情報やプライバシーの管理を徹底、また預かった全ての鍵には世界最小クラスの紛失防止タグMAMORIOにてオリーブシッターの本部で位置管理されています。
ここまで徹底していると安心ですね。万が一ペットに何かあった場合も動物病院と提携していますし、シッティング終了時にはメールかLINEで動画と画像を入れ時系列にてペットの様子を報告してくれます。
唯一気になるのは料金設定でしょうか。高品質なサービスなので仕方がないかも知れませんがやはり他と比べると高く設定されています。料金はプランによってかなり違ってくるので公式サイトで確認して下さい。
最後に
さて今回はペットシッターについて紹介してみました。
まだまだペットシッターを利用するのは一般的ではありません。ただ病気や仕事の関係で一時的ににペットの世話が出来なくなる可能性は誰にもあります。
今は利用する予定がなくても万が一に備え信頼できるペットシッターを探しておくのも良いのではないでしょうか。
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