保護犬・猫のマッチングサイト『OMUSUBI』というのをご存知でしょうか?
プロフィギアスケーターの村上佳菜子さんが利用したと話題になったこともありましたね。
OMUAUBIってどんなサイト
マッチングサイトの『OMUSUBI』とは株式会社シロップが運営するサイトで2019年12月に3周年、会員数は一万人を突破。
登録保護団体数は100を超え、保護犬・猫のマッチングサイトとしては日本最大級のサイトとなっています。
OMUSUBI公式サイト:https://omusubi-pet.com/
サイト開設自体は2016年からスタート、約3年でここまでの巨大サイトとして成長したのはメディアへの露出などもあるでしょうが、保護犬・猫を迎えるというのが選択肢の一つとして浸透してきたこともあると思います。
このサイトの大きな特徴としてデータレコメンド機能『相性度診断』、これはユーザーのライフスタイルや嗜好データと犬・猫のプロフィールデータを照合し相性度を見える化する機能です。
せっかくお迎えしたけど合わなくてまた手放す、飼育放棄される。そういったミスマッチを回避する機能。
実際にこの機能をリリースしてから月間応募件数が大幅に増加したようです。
今後より利用者が増えていけばデータ量も蓄積されマッチング機能が強化されていくのでしょう。
保護犬・猫とビジネス
『保護犬・猫』という言葉と『ビジネス』とう言葉、一見非常に相性が悪いと思いますよね。
ビジネス=儲ける、イメージ的にもあまり良くない、そういう印象を受けます。
『OMUSUBI』を運営している株式会社シロップの代表取締役CEOの大久保 泰介氏のインタビュー記事にこういう一文がありました。
保護活動をされている方の中には、純粋なボランティア精神で行っているため「ビジネス」という言葉を敬遠される方も少なくありません。しかし、殺処分を根本的に解決しようとするのであれば持続性のある活動を行う必要があると私は考えています。
この考え方に私は非常に共感します。無償でのボランティア活動は素晴らしいものですが、やはり限界がある。寄付に頼る活動は活動の持続性という面で非常に危うい。
実際に保護活動をしている団体なのに多頭飼育崩壊となったケースってありますよね。最初は犬・猫を助けよう、そういう純粋な気持ちで活動をしていたと思います。ただビジネスという考え方はなかったのだと思います。
ビジネスを継続させるには当たり前ですが、資金繰りが必要になります。収益はどのように得るのか、譲渡時に必要経費として治療費・ワクチン代など、それプラス保護活動費として代金貰うのか。
またはグッツなど販売し収益を得るのか。それら収益に対して収容頭数は適切なのか、餌代、医療費、その他もろもろ生き物なので必ずお金は必要になってきます。
私は保護活動をして儲ける、別に悪い事ではないと思います。
儲けがあるから活動が安定して継続できる。それは結果的に保護される犬・猫が増えるという事でもあります。
他にも保護犬・猫ビジネスをしているケースも
『OMUSUBI』以外にも保護犬・猫でビジネスをしている企業はあります。
例えば株式会社ネコリパブリックが運営している『ねこ浴場・ねこ旅籠』、ここは宿泊料金が保護猫カフェの運営に充てられるというシステム。
株式会社ネコパブリックは全国で7店舗保護猫カフェを運営しており、ビジネスとして自走できるカフェを目指しています。
保護カフェを運営するための収益を得るため宿泊業を行う、面白いビジネスですよね。
ねこ浴場・ねこ旅籠公式サイト⇒https://www.neco-republic.jp/necoyokujo/
今後このような保護犬・猫でのビジネスが増えていく気がします。
儲ける事を最優先にして犬・猫を不幸にしてはいけませんが、『ビジネス=悪』そうとは一概に言えないと思います。
ただし保護犬・猫が存在するからこういったビジネスが成り立つわけで、本当はこういうビジネスが出来ない世の中が理想。
とういえ現実問題として今の現状であればこのようなビジネスが広がっていく事、それは良い事なのではないでしょうか。
以上お読みいただきありがとうございました。