最近多く聞かれるのが『愛犬の食物アレルギー』ですよね。我が家も3頭の多頭飼いなのですが、そのうち1頭のミニピンビビちゃん。アレルギー体質でドックフード選びにはかなり苦労しました。
最近では低アレルゲンの原料を使用したドックフードなども販売されています。ただアレルギーの原因となる原料が何かわかっていれば良いですが、ほとんどの場合、特定できていない・・・その状態でドックフード選びって難しくありませんか??
そこで今回は愛犬にアレルギーの傾向が見れらたが何が原因かわからない。そんな場合どうすれば良いかについて解説していきます。
目次
アレルギーの原因が何か特定できていない場合、まずは『小麦』を疑ってみる
今は『グレインフリー』など低アレルゲンのドックフードって増えてきましたが、昔はそういうものってありませんでした。ドックフードが販売された当初って主原料は『鶏肉と小麦』、この組み合わせがほとんどだったんですよね。
そんな中、低アレルゲンとして販売されて売れたのが『ニュートロナチュラルチョイス』で『ラムとライス』が主原料。当時めちゃくちゃ売れました。実際にアレルギーが改善したと評価も高かった。
この影響で鶏肉がアレルギー多く、ラムはアレルギーが少ない、ってイメージが付きました。もちろん鶏肉がアレルギーの原因となっていた場合もあるでしょうが、実際は小麦(グルテン)が原因だった。って話があります。
今は研究も進み『小麦(グルテン)』がアレルギーの原因となる傾向が高い。って事はわかっています。個人的にはアレルギーの傾向がない場合、そこまでグルテンフリーにこだわる必要はない。そう思っています。
ただアレルギーの傾向があり、何が原因か特定できていない場合は小麦を疑うのはアリです。まずは『グルテンフリー』のドックフードを選んで様子を見てみましょう。
アレルギーの原因は『小麦』だけとは限らない。肉類→魚のみに切り替えるのはアリ
ドックフードには動物タンパク源が必ず含まれています。動物タンパク源とは肉(鶏・豚・牛など)や魚ですね。
この動物タンパク源がアレルギーの原因となっている可能性もあります。
ドックフードにおける動物タンパク源って原価として一番高い部分なんですよ。つまり動物タンパク源の種類と配合量でドックフードの価格帯はだいたい決まってきます。
では一番安価なものは何か??それは『鶏肉(チキン・チキンミールなど含む)』です。つまりドックフードの原価を抑えるには鶏肉は非常に良い原料、って事です。多く使われいるので鶏肉はアレルギーの原因となることも多い。もちろん豚や牛って場合もありますけどね。
一方で高いからコスト面で使われにくい原料って何なのか?それは『魚』です。魚系は不飽和脂肪酸など犬にとって有効な成分が多く含まれており、非常に良い原料ですがコスト面であまり使われていません。
おそらく特にこだわりがなくドックフードを選んでいるのであれば魚がメインのドックフードではないはず。配合されていても少量のはずです。
あまり使われていない原料・・・よく『新奇タンパク質』と呼ばれたりしますが、今まであまり食べたことないので免疫が過剰に反応する(アレルギーが発症する)可能性が低い、そんなメリットがあります。
先ほど過去にニュートロナチュラルチョイスの『ラム・ライス』が流行った。って話がありましたが、昔はラムが新奇タンパク質だったって事です。今は普通に使われているので新奇タンパク質とは言えませんが・・・
『魚』は原価的な問題でドックフードあまり使われていない。しかし犬の健康にも良い原料。良いと思いません??実際に魚は低アレルゲンの原料として知られていますしね。
で、小麦を使ってない。動物性タンパク源が魚のみ。おまけに品質管理しっかりしているドックフードはどれか??そうなると金虎って会社が販売している『おさかな』はかなり良い。自信を持ってオススメしますよ。
金虎 おさかながなぜ安全か?そちらについては別記事でも紹介しているので興味がある方は読んでみて下さい
もちろん魚だってアレルギーの原因になる場合もあります。というか全てのものにアレルギーの原因となる可能性はあるので絶対に安全、ってものはありません。
魚は例としてで紹介してみましたが、動物性タンパク源を新奇タンパク質に変えてみる、ってのはアレルギー対策で有効な方法です。
犬のアレルギーはドックフードが原因の食物アレルギーだけではない
皮膚が赤くなる、ずっとカキカキして痒がっているなどアレルギーが疑わしい行動・症状は普段から愛犬を大事にしている飼い主さんであればすぐに気付くはずです。
しかし問題はアレルギーと言っても原因は様々あると言うこと。
アレルギーとはアレルギーの原因となる物質(アレルゲン)が体内に入り、免疫が過剰反応する事に発生しますが、ノミやダニが原因の場合もあります。花粉やハウスダストが原因となる事もあります。もちろんドックフードが原因の場合も・・・これら様々な原因があるので『これが原因だ!!』って特定するのが難しい、それがアレルギーです。
どうしてもアレルギー傾向が見られるとドックフードを疑ってしまいますが、原因が他のものである場合もあるので注意して下さい。
ダニや花粉など環境的な要因を完全に排除するのはほぼ不可能ですが、これに対する対処法としては単純に『こまめに掃除する』ですね!!
では最後に愛犬がアレルギーっぽが何が原因か特定できていない。これに対する対処法をまとめておくと・・・
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1小麦を疑ってみる
小麦(グルテン)は確かにアレルギーの原因となる傾向が高い→グルテンフリーのドックフードを探す
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2動物性タンパク源を他のものに
動物性タンパク源を今与えているフードから違うものに。あまりドックフードの原料に使われていない『新奇タンパク質』は特に有効な方法。ちなみに動物性タンパク源が一種類しか使っていないものだと何が原因なのか特定しやすい
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3アレルギーはドックフードが原因じゃないかもしれない。掃除する
アレルギーの原因は様々あり、ドックフードが原因じゃないかも知れません。部屋のハウスダストやダニなど。環境要因の可能性もあります。とりあえずこまめに掃除する。これもアレルギー対策として有効な方法です。
アレルギー症状が重い場合は当然ですが動物病院に行って相談・検査してもらう方が良いです。ただ動物病院に行って検査してもアレルギーの原因が何か特定するのって簡単じゃないんですよね。結局は飼い主さん自身が注意深く愛犬を観察、色々と試してみるしかなかったりします。
ちなみに最近だと動物病院に行かなくてもアレルギー検査できる方法もあります。もう何をどう対策すれば良いかわからない!!って場合はこういうのを活用するのも手ですね!アレルギー検査するだけじゃなく、検査結果からどういうフードを与えれば良いかのアドバイスなどアフターフォローもしてくれますよ。
我が家もアレルギー体質のわんこがいるのでわかりますが、アレルギーと付き合っていくのは大変です。でもそれをどうにかしてあげれるのは飼い主しかいませんからね!頑張っていきましょう!!